〜小話〜

　インドにいた時に向こうで知り合った歳が近いインド人の友人が家に招待してくれました
どういう感じなのかも全くわからずでしたが行ったらこれでもかという位もてなしてくれます
その時にふと浮かんだのがなぜか江戸時代なんですがwきっと当時もこういう感じだったんじゃないかと想像してみたり
　そしてその家にいたのはみんな同世代で10人位入れ替わりなどでワイワイやってました
　聞くとほとんどの人がインドの地方からムンバイという都会に上京してて、しかも出身が同じ。
　インドは想像以上に人種が多く国際的なので、同じ出身というのは貴重な仲間なんだろうなと思います
　その中に上京したての若い大学生の男の子がいました
彼は日本のアニメが好きで自分より詳しい位です、
そんな彼ですが聞くと人生の中で
日本人に会ったのが自分が始めてで、生日本人を前にして興奮しきっていてwその興奮具合がこちらにも伝わってきます
そして隙あらば覚えたての日本語を繰り出してくるんですが、
文脈とほとんど関係なくても気にせずガンガン繰り出してくるw
そのピュアな熱量が嬉しかったと同時にさすがにツボってきて終始笑いころげてました
　これは私の想像ですが、日本にいきたくても経済的に厳しいなかで日々生活しながら日本という国に想いを馳せて、ようやく日本人に会えた時の感動というのは言葉では言い表せない位の何かがあったんではないかと
大袈裟かもしれないですが少なくとも明日からの彼は何かが変わっていると思います
　聞くと他のみんなも今日日本人が来るぞということを聞きつけて集まってきたようです
　なんというかこんなに嬉しいことはありません
何気ないことでも向こうからしたら大イベントだったりしたのかも

　自分はギターを弾くし、音を通して世界に発信してみんなと繋がりたいし世界をより良くしたいと考えていますが、
例えばこういった場所に出向いて人と出会っていくだけでも十分、
地球規模の未来を考えた時にとても価値のあることだと思いました。
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またもっと身近な状況でも、
会えるうちに会いたい人に自分から出向いて会いに行ってくることを一人ひとりが心がけることによっても世界は豊かになっていくと思います。

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