ジャズは奥が深い。
その時々の成長過程において様々な表情を見せる。
昔に比べて多少はわかってきたこともあるがまだまだ全然だ。
今の課題は、丁寧さと大胆さだ。
不器用な自分にとってはこれらが相反するもののように感じられてしまう。
最近は特に一音一音の丁寧さを意識するあまり、本来音楽、ジャズがもってる自由、即興、未知の部分を自分で狭めてしまっている。
客観的に見ればまだまだ若いんだから勢いで好き勝手やればいいのにと思うんだが。
そう、今夜の演奏で特に感じた。
今の自分は曲をやる前からある程度の道筋を自分で決めすぎていてそれをなぞっているだけだからそこまで楽しめない。そんなんでこの先、20,30年とやっていけるわけない。
もっと一音一音が相手と絡み合って反応しあって一拍先も何が起こるかわからない状況で道を作っていくのがジャズの面白いところだろ。
それがあってのテクニックであり、引き出しである。
最近はそんな当たり前な一番大事な部分を忘れていた。
もっと自分の感覚を信じて未知に飛び込めばいい。