富山県魚津市学びの森にて、約一週間のミュージックキャンプを終えて東京に戻ってきました。
今年も全国から様々なミュージシャンが集いました。
講師陣も例年に増して他種多様な方々が集いました。
音楽的な発見や成長などはもちろん沢山あるのですが、それとは別角度のことを少し書いておこうと思います。
結論から言えば、より多くの人達と絡むことによって次のステージに行けるのかなと思いました。
歳を重ねるごとにどうしても考え方や生き方などが狭く、凝り固まっていく気がします。
自分ではその時々の状況でもがいているつもりでいても、どうしても無意識のうちに狭い範囲に落ち着こうとしてしまう。守りに入ってしまう。
今回、様々なミュージシャンらと絡むうちにそんなこと思いました。
特に自分は、かもしれないが、普段の生活の中で接触する人間がほぼ限られてきてしまっている。
これが非常にまずいことの気がする。
考えてみたら、小、中、高、大学と比べて圧倒的に一日の中で絡む人数が激変している。
ということは、無意識のうちに人と絡むのが億劫になったりして、どんどん1人でなんとかしようとする。
けど、そんなんじゃ行き着く先は狭い独りよがりの考えに支配された生き方しかできないんじゃないかなと思う。
キャンプに参加する前の自分がまさにそうだった。
他人にそんなに期待してないから話したりするのも面倒だったりしてどんどん縮こまっていく。
相手の考え方が違うのが当たり前だけど、それを認められなかったり、自分の考え方に自信がもてなくなったり。
そんなこんなで相手に興味が無かったてことだろうね。けど、そんなやつは当たり前に相手からも興味持たれないだろうね。そんな当たり前のことにすら気づかなくなってたみたい。どうしようもないね。
けど、キャンプの途中から不思議と考え方が変わってきた。人と話すのが内容に関わらず楽しくなってきたり、その人に対して興味が湧いてきてもっと知りたくなった。それ以前だと、人と話すときも、これは自分にとってプラスになる話なのか?とかくだらない篩にかけてばかりいた。ほんとどうしようもないね。
どうしてキャンプの途中からそうなったのかと考えたら、やはり一日に絡む人数が圧倒的に多いので自分の外側の殻が破れたんだと思う。
そうなったら面白いように前向きな考えになり、気持ちにも余裕がでてきたりした。
自分にとってはコレが今回のキャンプで一番の収穫だった。本当はもっと音楽だけに集中する位の勢いで臨みたかったがそううまくはいかなかった。
音楽家は日頃から鍛錬が必要だからどうしてもその時間を割くことになるわけれども、そのペース配分なども大事だなと改めて考えさせられた。
やはり人が成長させてくれるんだなぁ。
どんどん自分からぶつかっていかないと何も始まらないよなぁ。
この先人生長いのか短いのかわかんないけど、今のままだったらほんとにどうしようもないのは間違いないからなぁ。
やっぱり人が好きだ。
いい音楽家になる前にいい人間になれってことだよな。
答えはすげーシンプル。